大切なものを大切に。 ♡ここたす♡ 

山内由華のブログです。モンテッソーリを中心に、子育てに関わる情報をお届けします♪ 子育てに笑顔が増えますように♡ ここたすのイベントもご紹介!

なぜ「ひたすら切る」が大事か。0-3歳の話。

こんにちは😌

今日もブログをお読みいただき

ありがとうございます。

 

やまうちゆかです。

 

 

さて。前回、

ハサミに関する記事を書きましたが

 

なぜ、「切る」ことに対し、

ひたすら、少し厚い紙や折紙、毛糸

、、、などといった、色々なものを

切ることが大事なのか、

きちんと書いてなかったなーと。

 

今日はその辺りに触れたいと思います。

 

モンテッソーリ教育において

 

0-3歳は、吸収の精神の時期(無意識)

→人生の中でもっとも吸収力が強く、

その後何年かけても達成できないようなことを

いとも簡単に獲得し、

人間社会に適応していく時期

 

と言われています。

 

これは、スキャモンの発育曲線で
神経系が3歳までにぐーんと発達し
80%も成長を遂げることからも
理解ができます。

 

「乳幼児期は脳がたくさん
発達するから、幼児教育って大切なんですよ!」

と、幼児教室などのホームページなどで

よく見かけますが、

このスキャモンの発育曲線は、

その根拠にもなっていますね。

 

で。。

よく誤解を招くところなのですが。。  

 

神経系が発達するからといって

この時期にたくさん暗記させようとばかり

するというケース。

 

もちろん、記憶に関わる脳も

この時期に発達をしますが、

 

発達する脳は

何も記憶に関わる部分だけではありません。

 

運動を司るのも脳なんです。

また、この時期はまだ抽象思考などが

出来るわけでなく

子どもはひたすら経験を積み、

抽象思考が出来る様になるための

下地を作る時期でもあります。

 

子供は、まさに

「動きながら学ぶ」

んです。

 

だからこそ、

たくさんの動きや

五感を使った様々な経験が

この頃にはとても大切。

 

また、

感覚器官を何度もつかうことで

その機能を高めることにも繋がります。

 

ということで

 

今回のテーマ

 

 

 

はさみ!

 

 

 

 

実はお教室の生徒さんで

はさみに興味を持つお子さんは

とっても多いんです。

 

はさみを持って切る。

 

お母さんがやってるのを見るといとも簡単。。

おまけに紙が分かれる!楽しそう!

そうやって興味を持つのは1歳頃かな?

でも、親としては

危ないから使わせたくないですよね😅

 

だから、ご家庭では

手の届くところに、

はさみは置いてなくて。

 

だからこそ、お教室で

手に取ってみたくなるのかも知れません。

 

また、「初めてお教室で
切れる様になった!」

というケースも実は多いです。

 

簡単で適切なお手本の見せ方や

補助をしてあげれば

1歳半からはさみも使えますし

その頃から

切ることが楽しい!

と思えるようになるんです^_^

 

 

まだまだ初めは

ただ切ることが

充分に楽しい時期です。 

 

手の動きを確かめる様に

目もいっぱい使って

確実に切れることを確かめながら

とにかく切る。

 

自分の手を使って切ったという

面白さも感じます。

 

やがて、ザクザク切りを覚え

(短い紙を一回で切り落とすのでなく、

長さのある紙をザクザク切っていく切り方。)

 

もっと小さく切ってみたらどうかな?

とか、もっと長いものを切ったらどうかな? 

とか、こんなものを切ってみたらどうだろう? 

とか、

そんな事も考える様になります。

 

切ることに慣れてくることで

知性の芽生えと

興味の広がりが出てきて、

更に発展的な活動をしようとするんですね。

 

この様に自ら試行錯誤する

その思考を生み出すには、

まず「切る」ことそのものを

楽しんだ経験があり

自由に使えるくらい

切れる様になっていることが

前提になります。

 

だからこそ、ひたすら切る時期を

大切にしてほしいのです。

 

0-3歳の、吸収の精神の時期は

ひたすら繰り返すことが大好き。

この頃にたくさんたくさん

「切る」を経験することが

しっかりとした

その子の土台になるということを

ぜひ知っていただきたいと思います💕

 

 

はさみについては 

まだまだお伝えしたいことがあるので

また近々書きますねー😆