獅子の子落とし、な話。
こんにちは、やまうちゆかです。
心理カウンセラーの土井先生の講演会シェア、続きます。
前回はこちら↓
▪️子育ての出発点
https://cocotasu.hatenablog.com/entry/2019/11/21/151503
ご参考くださいね。
今日は、失敗経験と
親の言葉かけの話。
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
大人が子供の失敗する権利を奪わないように
①過干渉→子供の望まないことを大人が先取りしてやりすぎてしまうこと
②過保護→子供が望むことをできるだけ応援すること、またはそれをしすぎること
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
失敗経験をたくさんさせてね、
という話です。
まさに、「獅子の子落とし」の精神。。
(あ、大袈裟かな?😅)
先生は、
「大丈夫!小学校というものに守られているんだから、たくさん失敗させてあげて!」
と仰っていました。
今の子は、
失敗する経験が少ないように感じるとのこと。
失敗を恐れ、逃げてしまったり、
失敗を受け入れられず、
トラブルを無かったことにしようとすることも、
これが原因かもしれません。
関わりが過ぎてしまうことで、
子供がすべき経験を奪わないでね。ということなんですね。
ちなみに、、、
モンテッソーリ教育では、
「誤りの訂正」という概念があり
あらかじめ誤り(=失敗)に相当することがらに対する
対処の方法を、提示にて示します。
例えば、お水を扱うお仕事の時は、
提示(どのようにお道具や教具を使うかを見せる行為)の際に
最後、
「どこかこぼれているところは無いかな?」
と一緒に確認し、あれば布巾などでふきます。
もちろん、あらかじめ布巾も手の届くところに置いておきます。
ちなみに、日常生活の練習における誤りは、
あふれる、こぼれる、よごれる、
割れる、
といった具合です。
それ以外の分野における教具の中には、
すでに教具自身に誤りの訂正が含まれるものもあります。
間違えた場合、
ペアにならなくて余ってしまったり、
順番になっていなくて、秩序が保てず何か変な感じになるわけです。
この様に、モンテッソーリ教育では
提示で示したり、
教具の中にある自己訂正の要素を通じて、
間違えはあからさまに指摘せず
自ら気づいて正していく、
その環境を整えます。
そうすることで、
失敗した時の対処を知っているからこそ、
失敗を恐れず、
失敗を繰り返しながら、
自分の気がすむまで活動をすることができる。
そして、自分のやりたい動きを獲得しながら
肉体的にも精神的にも発達すべき時期に発達を遂げていくわけです。
しかも、自分で間違いに気がつくっていうところがいい!
他の人から
「ほら!間違えてる!」
って言われたら、
ちょっと嫌だったりしますよねー。
反抗期のお子さんだったら尚更。
うん、
よく出来てるー😆
で、
日本におけるモンテッソーリ教育は、
ほぼ幼児期だけに限られますが、
就学後において、
この精神が子供の中に生き続けるかどうかは、
やはりその後の親の関わり方がとても大切ですよね。
幼児期の失敗って、
先述したような些細な内容かもしれませんが、
年齢が大きくなるにつれ、
結果が求められる(と自分が感じる)場面も多くなり、
その分、失敗したーと感じることも多く、また大きくなる。。
だから、親も先回りしがち。
他人に迷惑がかかることだとしたら
尚更ですよねー😅
でもね。やってみないと学べない!
そんなとき、
出来なかったことを経験と捉え、
現状をポジティブに考えて
子供たちがまた前進するためには
何が必要でしょうか?
その子の、今までの失敗経験から学んだ自信と、
大人が、子供の失敗を経験と捉えて
次に踏み出す一歩のために
勇気づけてあげられる言葉を
かけてあげること。
どれだけ、そのプロセスを
経験できるか、楽しめるか、
それは、親が結果だけではなく
そのプロセスを大切に思っていることが
きちんと子供に伝わっていることが
大切だなーって
感じます。
失敗を糧に
成長できた経験は、
必ずやがて自信に繋がり、
失敗を恐れない強さに繋がる。。
できる、できない、
ばかりに目を向けていると、
自分はできないと
自分自身にレッテルを貼ってしまったり、
できないからやらない、
となってしまうから。。
じゃあ、具体的に
どんな言葉をかけたら
それが叶う??
みなさんは、
お子さんにどんな言葉を
かけていますか?
これから
かけたいと思いますか??
そして、
自分が失敗したとき、
周りからどんな言葉を
かけて欲しいですか?
それはなぜですか?
意外とね、
過程に目を向けた言葉掛けって
簡単に言うけれど、
言葉にしてみると難しいこともあります。
ぜひぜひ、やってみてくださいね!
私もあらためて
自分の気持ちを
言葉にしたいと思います❤️