こんにちは。
今日もブログをお読みいただきありがとうございます。
やまうちゆかです。
さてさて、
今日は2歳〜3歳くらいのお子さんの、脳科学的なお話を。
お教室のお母様の話で、良く出てくるのが、「私の話、聞こえてるのか、聞こえてないのか!夢中になってると、呼んでも気がついてなさそうです。」という話。
これ、2,3歳であれば、脳科学的に未発達なことが関係してると言われています。
たとえば
お子さんが何かに夢中でいるとき
「そろそろ着替える時間だよー」
と声をかけたとします。
お子さんは、
お母さんの言葉を聞く
→理解する
→言われたことを実行するまで覚えておく
→言葉と動きを結びつける
→動く
と、ここまでをやり遂げないといけないわけです。
大人であれば、先を見越す力もあり、一瞬にして想像し、今すべきことを選択することができますが、子供にはそもそも難しい。
着替えないと外に出られない、は理解できないし、そもそも外に出たいとも思ってないかもしれない。
食事や着替え等の毎日のことであっても、小さい子であればあるほど、
子供は「今、ここ」を生きているので、
切り替えて違うことをする、には
ハードルが高いんですね〜
しかも、大人にとってみたら
子どものしてることは遊びのようにうつりますが、
子どもにとったら、遊びこそが学びの源であり、体や心や脳を作り上げるために絶対的に必要なこと。
だから、めっちゃ重要!!使命!!!
なわけで。
着替えの重要性なんて、
大人都合だったりします。
あ、でも、
だから、大人は着替え諦めて下さいね、
って言ってるわけでもなくて、
着替えも大切(笑)
だから、着替え一つではありますが、
毎回大変だと思うけれど、
時間をたっぷりとってあげて下さいね、
ということです。
待ってあげたり、
何度も伝えたり、
言葉と視覚と両方で伝えたり、
体にさわったりして気づかせてあげたり、
次にやることを一緒に想像してみたり
そんな工夫をしてみたらどうかな、と思います。
特に男の子の脳は、聞こえた言葉の処理と体の活動のスイッチとの繋がりに時間がかかったり、発達がゆっくりな傾向があるそうです。
だからこそ、そこの援助が必要。
この事例に限らず、
ついつい子供の行動にイライラしちゃったり、これができたならこれもできるよね?って期待してみたり、
大人は子供の行動に色々反応しちゃいますよね。
一方で、子供の脳はそもそも未発達で、周りに対する認知の仕組みや程度が大人とは違う。
そして、マリア・モンテッソーリの言葉をかりるのであれば、
子どもは、らせん階段をのぼる様に発達をしていきます。
そこのラインに大人が立つことができると、子どもの行動の理由がわからなくても、「きっと何か意味があるのかもなぁ。どんなことが起きてるのかなー」って冷静になることができるし、良い意味で子どもの言葉を鵜呑みにしないことができます。
私がお母さん達に
脳科学的な発達をお伝えしてるのは、
「子供は小さい大人じゃない」ってことがハッキリして、そのラインに立ちやすくなるから、です。
子どもは、お母さんを試してるのでもなく、大人を翻弄させてるのでもなく、ただただ、今を一生懸命いきている、愛しい命。。
そして、お母さんやお父さんに絶対的な信頼を向け、安心を求めているんですね〜
だから、お母さん自身も、決して不安に
潰されないで欲しいなーって思います。
お母さん自身の中の
お子さんへの愛を、たくさん大切にしてほしいなって思います。
もしそれでも、
不安や焦りがあるならば、
ご相談お受けしていますよー。
きっとそれは、お子さんをみるより、
お母さん自身の声を聞いてみると
すーっと開けることが。
それでは、また!