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山内由華のブログです。モンテッソーリを中心に、子育てに関わる情報をお届けします♪ 子育てに笑顔が増えますように♡ ここたすのイベントもご紹介!

おもちゃを貸せないとき。

こんにちは。

東川口モンテッソーリ幼児教室のやまうちです。

 

お友達におもちゃが貸せない問題。

(あ。問題と思っているのは大人だけね笑)

 

悩むお母さんがたくさんいます。

ご体験の方にもよくご相談を受けます。

 

「か〜し〜て〜」

「ど〜お〜ぞ」

親としては、他人に優しい人になってほしいと思うゆえ

このやりとりを教えてあげようと頑張るわけです。

(今、私はこのやりとりが好きじゃないんですけどねw

だって、大人も無理〜!!

「か〜し〜て!」  「ごめーん、今使ってるから10分待って!」

そんな感じな気がするんだけどw)

 

ここで、知っていただきたいことがあります。

このやりとりができるようになるのは、

1さい、2さいではありません。

 

4歳前後くらい、

それぞれの子が干渉し合わず平行的に遊ぶ状態から

一緒にあそぶと面白い!を経験しながら

複数人で交流しながら遊ぶことを知り、

社会のルールなどに興味が湧く、そんな時期、

自分と他のこ、別なんだなという意識が生まれるんです。

 

実は、ここがスタートになります。

ね、そんな小さいうちから、「うちのこ、貸せない!」

って焦らなくて大丈夫だと思いませんか??(^^)

 

ちょっと想像してみてください。

まだ認識が未発達の1さい、2さいの子が、

自分が今遊んでいるおもちゃを取り上げられてしまったら

突然持っていかれたら・・・・

混乱して、不安で、泣きますよね。

 

じゃぁ遊び場で、自分の子どもが遊んでいるおもちゃを

他の子に取り上げられそうになったら

どんな対応しましょうか?

自分のこは、絶対貸せない状態にある。

そんな時

 

「大人として見本を見せる」

 

・・・ならば。

 

 

 

 

そう。

 

 

 

 

「今、この子、このおもちゃ使っているからちょっと待っていてね。」

 

 

 

それで大丈夫なんです。

 

もちろん貴方のお子さんが小さければ、同じような他のおもちゃでも

満足することができるから

他のおもちゃを渡してみるのもいいかもしれません。

(こんな時に、モンテッソーリのこどもの見方は参考になります)

 

それでも、やっぱり遊んでいたおもちゃが良ければ

他のお子さんには

「このおもちゃ終わったら、渡しに行くから、他のもので遊んでいてね。」

と伝え、

 

必ず遊び終わったら

「待っていてくれてありがとう。終わったよ。」と

お子さんと一緒に、

待っていてくれた子におもちゃを

持っていってあげてほしいなと思います。

 

もしそのこが他のもので遊んでいても、です。

勝手に大人が判断せず、ちゃんと伝えること。

子どもだから忘れてるよね〜と思わず

一人の人格を持った人として誠実に。

 

するとその子は、待っていたら自分が遊べる番が来ると

知ることになり、

その経験から、待てる子になるかもしれません。

(繰り返しの経験が必要ですけれどね)

 

我が子も、

あ、こうやってちゃんと渡せばいいんだって。

自分が終わったらちゃんと言おうって。

学んでいきます。

 

やがて、「待っててね」を自分の口から言えるようになる。

「あ、お友達待ってるかもしれないな。今日はここまで

でいいや。」

って切り上げられるようになる事もある。

(いつもじゃなくてもね)

 

本当に本当に

大人ができることは、

他者との関わり方のお手本を見せていくということに尽きるな〜と思います。

 

<続・おもちゃを貸せないとき に続く♪>