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山内由華のブログです。モンテッソーリを中心に、子育てに関わる情報をお届けします♪ 子育てに笑顔が増えますように♡ ここたすのイベントもご紹介!

子どもは全部を感じ取る!

こんにちは、やまうちゆかです。

 

この間、我が家でこんなことが起きました。

レゴが大好きな三男。

特に最近、レゴランドに行って

ロボットの様に形を変えていく

乗り物や生き物を作ることを体験し、

暇を見つけては

色んな進化の仕方をやってみる、を

繰り返しています。

 

で、

母にも、その新しく考えた

かっこいい進化の様子を

とにかくみて欲しい!と思った様で、

夕飯の支度をしている私の元へやってきました。

 

大抵は手を止めて話を聞きますが、

ハスの肉挟み焼きを作っていて

しかも、ちょうどみりんと醤油で最後の味付け

をしてる最中笑

まさに、今は無理!っていう瞬間でした。

だって、絶対ここでちゃんとやった方が

美味しいご飯つくれるし!

私が何より美味しい挟み焼き食べたいし!

と私は思っていました笑

 

世間からは

イヤイヤ大人気ないよー

と思われるかもしれないけれど、

私が食べたかったんです笑

 

ごめん!いま料理やってるから!

この汁がじゅわっとなくなるまで待って!!

見ていてー!!!ほら汁が無くなるよ!

 

、、、と、ちょっと子どもが好きそうな

実験的な視点をからめて誘ってはみたものの

お母さんに見せたい!!の気持ちは

そんな簡単にはごまかせませんでした。。。

 

で、号泣。

まぁ、泣くよねー。

学校いって、いっぱい遊んで

ほんとに疲れてるから

少しのことで感情が

バーっと溢れてしまう。

 

キッチンの床にあぐらをかいて座り、

三男に話しかける私。

「そうだよね。見て欲しかったよね。」

「どうやって進化するの?!見せて!」

「どうしてもお料理手放せなくて、ごめんね」

でも、この時点では正直いうと、

私も挟み焼きのことが頭の半分くらいを

占めていて、どうリカバリーして

料理をするか、考えていました。。。

 

でも三男、私のどんな言葉にも

シャットダウン!!

見せかけの共感の言葉なんて

入ってきやしません。。

 

言葉の端々や空気感が、

「とりあえず泣き止ませよう」

になってることは、なんとなく外側の私も

わかっていたので

 

私の言葉に、三男が

「ママ嫌い!見て欲しかったのに!」

と余計に泣いてることにも

あぁ、そうだよね、と妙に納得。

 

もうこうなったら、降参ということで、

お兄ちゃん達に

「申し訳ないけれど夕飯遅くなります!

一生懸命な三男の話を聞きたいので

しばらく待ってて!」と宣言し

両手放しで全身全霊込めて向き合うことに。

 

これもね、ほんとうに降参しちゃってるときと、

子どもの前でこれみよがしに

仕方なく向き合うのよ!みたいに言うのとは

子ども側の全く受け止め方が変わります。。

残念ながら、ぜーんぶ伝わっちゃうんだな。

そして、どこか仕方なく向き合うのよと

言っている自分は、

きっとその仕方なく向き合う残念な気持ちや

自分を大事にして欲しいっていう気持ちを

誰かにちゃんとわかっていて欲しいって

叫んでる。

 

それがちゃんと見れていると

飲み込まれずにすむこともあるんです。

 

で、私が完全降参したことを

感じたのか否かはわかりませんが

長い沈黙の後

三男は

 

ママに見て欲しかったー

ママが大好きなのー

って。。

号泣で抱きついてきました。

 

そうだよね。

大好きだからこそ

見て欲しくて

大好きだからこそ

見てくれなかったことが

さみしくてくやしくて残念。

 

疲れてる中

その感情をどうしたらいいかわからず

頑張ったよね。

でも、ちゃんと、して欲しかったことを

見れて、話せてよかったよね。

 

しばらく泣いた後

落ち着いて

また新しい進化の方法を考えると

意気揚々と歩き出しました。

 

そして、次男が。

泣いたら許されるって思ったら

変だ。それは違う。

と。

 

なんか、三男が

ケロッと遊び出したのが

すっごく気に食わなかったらしい。

 

それも次男には

色んな考えや気持ちがあるようでした。

そこはまた今度の機会にお伝えします。

 

一連の色々があって

振り返って思うのは

 

面白いくらい、子どもは

親の言葉に惑わされず

表情や声色などのまとう雰囲気から

ちゃんと親の気持ち、感情を

しっかり受け止めちゃうんだなということ。

 

きっと、親子関係に悩み

言葉掛けの本を読んで

それをやってみてもうまくいかない、

そんなことがあるとしたら

きっとその、なんでも感じたら子どものチカラを

あなどってるからなのではないかなと

思います。。

 

全部お見通し笑

 

あと。

 

私の話ですが

 

私には兄弟がいないし

小さい頃友達付き合いも深くしてこなかったから、

色んな感情をあまり外に出さずに生きてきたよなと

つくづく思います。

 

兄弟がいるって

本当にいいなと思う。

気持ちについて話す機会も多いし

自分がしたいこと、きらいなこと

はっきりわかってくる。

それについて親と話せるってすごくいいなと

思うんです。

 

もちろん兄弟がいるからこそ

いろんな感情が湧き上がり

それにのまれる体験もたくさんするのだろうけれど

それもちゃんと経験だなと思う。

 

だから

我慢した方がいいとか

こう言う時は、こうなんだ、とか

普通はこうするのよ、とか

社会でこうすべき、こうすると生きやすいとか

そういうことではなく

その経験がちゃんと子どものなかで

消化できていくというか

実になっていけるように

帆走したいなーと思います。

 

あ!

あと、大事なこと笑

私が美味しい挟み焼きを食べたかったんだけど

さっと半分は味付けして

すぐご飯にしてしまい、

みんなが食べてる間になんとか半分は美味しく

仕上げましたよー。

 

やっぱり料理は美味しくつくりたいねって。

でも、やっぱり子ども達の気持ちも

大事にしたなって

子ども達と話したら、

いろんなものが満たされました笑