キレる子ども。★脳科学★
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さて、本日は「キレルる子どもについて」
です。
わが子が突然キレるようになったら・・・?
そんな漠然とした不安をお持ちのお母さん、
多いと思います。
報道される残虐なニュース、時折聞くのが
「あの子に限って・・・」とか
「突然キレて・・・」
また、犯人に至っては
「当時の記憶がないんです・・・」
いやいや、記憶がないなんてありえないよね
と思ってしまいます。
一般的な外界の刺激は、
視神経→視床(A)→大脳皮質→扁桃(B)→視床下部→脳幹→行動
というように進むそうです。
これはどういうことかというと、
見たものは視床を通って大脳皮質へ向かい、
ここで何を見たかを認識。
そこで見たものに対する嫌だ・憎いという感情が引き出され、
その情報が視床下部に送られ、強い怒りが生まれ
さらに脳幹の中脳の部分などに送られ、暴力行動として現れるー
ということなんですね。
でも、実はこの怒りの経路…
大脳皮質を飛ばし、視床下部(A)→扁桃(B)と直接伝わってしまう
場合があるということがわかっています。
つまり…
大脳皮質を通らないゆえに、
本人は見たものを意識せず、無意識の暴力がうまれてしまうのです。
「なにがなんだかわからないうちに、やってしまった…」
の正体。
え????!そんなことってあるの???!
でも、この視床→偏桃体の経路
私たちの祖先が危険に満ちた世界で暮らしていたころには
非常に大切だったもの。
そりゃそうですよね。突然敵に襲われた時
すぐに相手を倒す、相手がなにかを見極める前に
戦いの体勢に移らなければいけないから。
この過酷な環境のために発達した経路なんです。
これ、現代人の脳においても経路自体は
失われてはいないんですね。
ヒトの場合はあまり使われないのが通常ですが、
「使われる神経の関係は強化される」という原則が示す様に
最初はちょっとした無意識の怒りが
そのうちに無意識のはげしい怒りにまで強化されていくそうなのです。
すると、なにか不満があるときに発作的に怒りの行動に出るようになる。
もちろん幼児期や年老いていくと、
前頭前野が未発達又は機能が低下して
なかなか怒りを抑えることができなくなります。
それは仕方のないこと。
機能低下の場合は投薬などもある様ですが、
幼児期に必要なのは
前頭前野を発達させることと、
怒りの感情を頻繁に起こさないよう
配慮してあげること、
怒りには寄り添ってあげること、
体をたくさん動かす機会を作り
アドレナリンなどを分泌させてあげて
心地よい状態をたくさん使ってあげること、
なのではないかなと思います。
人間の脳って知れば知るほど
面白い!