敏感期とは
こんにちは。
東川口モンテッソーリ幼児教室講師の山内由華です。
今日は「敏感期」についてのお話。
モンテッソーリに関する本には、必ず出てくる「敏感期」
0~6歳くらいのお子さんがいらっしゃる方なら、この様な姿を見たことがないでしょうか?
小さな石ころを道の側溝の穴にひたすら入れる姿、
ひたすら磁石をはがしたりつけたりする姿、
いつも通りの道順で帰らないとぐずってしまう姿…
実はこれはすべて「敏感期」が関係しています。
子どもは、心身の発達のため、成長においてある一定の期間だけ、何かに強い興味を持つことが知られています。
「◯◯がしたい!」と強いこだわりを持って、熱心に取り組むのです。
この時期のことを敏感期と呼びます。
敏感期にある子供は、適した活動や課題を自ら求め、そこで経験し学習した事を効率よく吸収していくと考えられています。
つまり、この時期を大切にしてあげると、子供の脳はどんどん発達していくんですね。
興味がある→面白くてたまらない→何回も繰り返す→ひとりでできた!!
大人がカリキュラムを組んでそれに沿って教え込むことが全てではないことが、おわかり頂けるかと思います。
そして子供の健全な成長に大きな意味を持つ敏感期の現象は、現代の脳科学でも重要な研究課題の一つです。
脳科学では敏感期を一般的に「臨界期」と呼びます。
「その時期になすべき経験や学習をしておかないと健全な発達が達成できない」
という意味で、重要で決定的な時期なんですね。
オーストラリアの動物学者フランツ・ローレンツの刷り込みの実験では
鳥のひなが、最初に出会った動くものに追従する行動が発見されましたが、
これも臨界期によるものです。
そして、その刷り込みは、孵化して24時間ということがわかっています。
人間にも、絶対音感や、ネイティブのように外国語を使いこなすことなどは、一定期間を過ぎると取得が不可能と言われており、このような特徴は色々とある様です。
そう…
敏感期というのは…
タイミングが大切!
敏感期を逃し、適切なタイミングを逃せば、その機能の発達が難しくなってしまうのです。
モンテッソーリは、臨界期の定義とは違い、その機能を大きくなってから身につけることはできるとしていますが、とても難しく、時間がかかると言っています。
だから、お母さんがお子さんの様子を良く見てあげることで、敏感期に適した環境や道具を準備してあげる事って、本当に大切。
もちろん環境や道具は、お母さんが知恵を出して作ってあげることができます。
東川口モンテッソーリ幼児教室のお教室にも、手作りのお道具がありますので、ぜひ参考にして欲しいなと思います。
でもね、でもね。
モンテッソーリ教育で用いられる多種多様な教具や用具の意味を知ると、本当によくできているなあと感心させられるんです。
自己修正できる様に、自ら間違いに気づき、試行錯誤できるように、色々と工夫されているのです。
子育て講座などでは、ぜひその素敵な教具もご紹介したいなと思います♪
そして、東川口モンテッソーリ幼児教室では、そんなお子さんにとってとっても大切な敏感期を見つけるお手伝いをさせていただきます。
また、敏感期にあったお道具、おうちで用意できるおもちゃなどもご紹介できたらいいなと思います。
ぜひ一度体験にいらしてくださいね♪
💡モンテッソーリ教育とは?→こちら(東川口モンテッソーリ幼児教室HP)
💡東川口モンテッソーリ幼児教室講師山内由華の「モンテッソーリとの出会い」→こちら ※3人育児をしている講師がモンテッソーリと出会い、どんなことを感じたのか綴っています。
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