教え込む、ことの弊害。
我が家には、タロー9歳、ジロー6歳、サブロー2歳がいます。
モンテを知ったのはジローの幼児期。本格的に学びを始めたのは、サブローが産まれてからでした。
といいつつ、タロー、ジローに対しても、子供の可能性を狭めないように、やりたいと言うことは何でも気がすむまで挑戦させてあげる環境を大切にしてきました。
特に幼児期は、大人がやることに興味を持ち、何でもやりたがる時期。
本人がやりたいのならと、時間がかかっても見守る育児をしてきました。
(見守る育児については、また今度書きたいと思います。)
でも、モンテを知って私が一番変わったのは、教えこまなくなったこと。あくまで、親はやる気になった子供のサポートであり、やり方を事細かに全て教えることが親の役目ではないのです。
お母さん達が小さい頃、親に必要以上に口を出されたら嫌だった記憶、無いでしょうか。
せっかくやりたい気持ちになったのに、口を出された、やり方を訂正された、等。。
まるで自分が否定された様な気持ちになったり、自分でチャレンジする機会を失われた様な気持ちになったりして、途端にやる気が失われてしまいますよね。
子供は試行錯誤を繰り返しながら習熟していきます。初めから上手くできるなんてことは、無いんです。そして、根本的にはその試行錯誤が楽しいと感じる生き物です。
先日の敏感期の記事にも書きましたが、特に敏感期真っ只中の子供は、試行錯誤を繰り返すことを、全く面倒なんて思う様子もなく、没頭します。そして、やがて、一人でできた!を経験するのです。
たくさん口を出されてしまった子供は、やる気を失い、親が全て教えてくれるから自分で考えなくなってしまう。。
そして、自ら試行錯誤して出来た時の、達成感や喜びが体験出来なくなります。
試行錯誤をしてトライアンドエラーを繰り返すことをせず、達成感も味わえない。
そうやって、主体性、意欲や問題解決能力を身につける機会がどんどん奪われていくのです。
また、やり方を細かく教え込もうとする親は、子供に対して「出来る」事を求めすぎているため、出来なければ子供を否定する態度を取りがちです。
そのために、子供は、出来ない自分をダメだと思い込み、新しいことに対してチャレンジする意欲を失います。諦めがちな性格になってしまうのです。
モンテに出会う前の私は、生活全般については、見守るを徹底していたものの、こと習い事になると、どうしても先生の手前、きちんと出来るようにさせないといけないという気持ちが先行していました。
あらためて思えば、随分と口うるさい親だったのではと、子供達に対して本当に申し訳ない気持ち。。
正直、私自身が先生に評価されているという感覚もあったのだと思います。これじゃあ、誰のための習い事かわかりませんね。
こうして見ていくとわかる通り、無関心は、もちろん子供に良い影響は無いですが、過干渉も同じくらい良い影響がないのです。
では、過干渉だった子供に対して、どう接してあげたらいいか。
それは、ひたすら
大丈夫、あなたはできるよ
と励ますこと。
時にぎゅっとしてあげること。
やりたいと言うことに対して
ひたすら子供を信じて、結果を急がず、見守ること。
スモールステップを用意してあげること。
それにつきると思います。
自己肯定感を高めながら、子供の意欲や自主性を大切に育ててあげていきたいですね。