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山内由華のブログです。モンテッソーリを中心に、子育てに関わる情報をお届けします♪ 子育てに笑顔が増えますように♡ ここたすのイベントもご紹介!

子供の視点に立つということ。

こんにちは^_^

 

やまうちゆかです。

 

今日は、土井先生の講演会シェアお休みして。

 

次男との話を

少しさせていただきますー😌

お付き合いくださいませ。

 

先々週末、

長男テニスの試合の帰り道の出来事でした。

暗い夜道の中、

車の運転をする旦那さんと相談しながら

右折する道を探してたときのこと。

 

ちょうど右折するか、しないか

決断を迫られるその時に

次男が

「ねぇねぇ!聞いて!」

 

私と旦那は、

まさに今右折するかしないか、

について話をしてたから

「ちょっと待ってね」としか言えず。

 

そんな中、次男はたたみかけるように、

「今ね!◯△□‥」

「聞いてる?今聞いて欲しいの!

(といった感じだったと思う。。)」

 

と。

私は内心、あーヤバいぃぃ。。と感じつつ、、

 

旦那さんと話して、

通る道が決まったので

 

慌てて次男に

「ごめんね、今お話し聞けなくて、

何だったの?!」

と。

 

すでに次男は涙目。。

 

どうやら、車のデジタル時計の数字が

ちょうどまばたきする瞬間に変わった、

それを伝えたかった様子。

 

次男はこう言いました。

「何で聞いてくれなかったの?

もし道は間違えてても、遠回りすればいいし、

止まってくれてもいいのに。

〇〇(次男の名前)は、

今聞いて欲しかったんだよ!」と。

 

そうだよねー。

 

大人からしたらね

正直、「そんなのどうでもいいじゃーん!」

という内容ではあるし、

「今曲がるかどうかの方が大事でしょ。」

という言い分もある。

 

でもね、

はっきりと次男はこう言いました。

 

自分にとっては、

道なんてどうにでもなる、と。

自分は今感じた驚きや嬉しさを

この瞬間に共有したかった、と。

 

それは、わがままではなく

素直な自分の気持ちです。

 

ちゃんと自分を大切にして

って言ってきてるかのよう。

 

彼は

ちゃんと私に気持ちを伝えてくれた。

 

これの訴えに対して、

大人はどう返したらいい?

 

「何言ってるの?!

今曲がるかどうかの方が大切でしょう!

黙ってなさい!

そんな事で泣かないの!」

 

と拒否をする?

こういう時は、道を探すことを優先するんだと

わからせることが親の役目?

そうでないとわがままになってしまう?

 

確かにそういう意見もあるかも知れません。

 

ここで一つ考えたいのは、

さっきの様な親の返答によって、

親から子供に何が伝わっているか?

ということ。

 

それは、

 

 

 

 

 

周りに合わせなさい。

自分の意見は控えなさい。

 

ということ。

 

残念ながら

優先順位を考えなさい、

という様には伝わっていません。

しかも優先順位は、

大人と子供で違うから、

これを考えなさいってのは

なかなか難しい。

価値観の問題だから。

大人と子供では

生きている場所が違うし

生きてきた年数も違うから

価値観は違くて当たり前。

 

そんな中で

大人から

「周りに合わせなさい」と言われ続けると、

(大人はそう伝えているつもりは無くても)

やがて子供は自分の意見を言わなくなります。

そして、自分の意見がわからなくなってしまいます。

 

だって、自分の気持ちは言ってはいけないんだものね。

 

 

じゃあ、親はどうしたらいい?

 

それは、ただただ、

子供の思いを

受け止めるということ。

 

コントロールするための共感でなくて、

本当に、あなたの気持ちを受け止めてるよ、

ということ。

 

 

「そうだよね、驚いたこと、

伝えてくれようとしたんだよね。

お母さん、その気持ち嬉しいな^_^

 

お母さん、もう夜も遅くて

少しでも早く帰れる道を探したかったの。

遅くなると、みんなの体も

辛くなるかなって心配だったんだ。

 

すぐにお話を聞いてあげられなくて

ごめんね。

でも、また何かに驚いたり

発見したりしたら、教えてね!」

 

突き放すと、ずっと引きずって

泣いている子供も、

こうやって丁寧に自分の感情を伝え、

子供の感情をうけとめると

ずるずると泣くことはないなぁと

感じています。

 

母には母の価値観や思いがあり

子には子の思いがある。

価値観の良し悪しのジャッジをせず、

コミュニケーションを取ることが

大切だよね、と

あらためて思ったお話でした。

 

 

といいつつ、

私もね、まだ修行中。

 

何せ、めっちゃ評価を気にする世代ですから

私の心もそこに、色々と反応しちゃいます。

 

でも、それが悪いわけじゃ無く

そこには私の思いがあるから。

 

今は丁寧に、丁寧に、

を心がけています。

 

こういう丁寧なコミュニケーションも

子供達が真似してくれるようになったら

いいなーと思ったりして、ね。

 

 

 

子供の視点に立って共感するって

具体的にどういうことか、

 

それはきっと、

子供の価値観やメガネを通して

世界を見、思いを共有すること、、

なんだろうなーと

思うわけでした。