大人が謝る、という行為。怒りの感情との向き合い方。
こんにちは。東川口モンテッソーリ 幼児教室の山内由華です。
今日もブログを読んでくださり、ありがとうございます😊
さて。今日は、子供と信頼関係を作ることについて。
子供を尊重し、子供を1人の人間としてコミュニケーションするという考え方に通じる部分かなーなんて思い、少し書いてみたいと思います。
先日、子供についつい強く当たっちゃうというお母さんとお話しすることがありました。
お母さんが言っていたのは、
子供に言い過ぎてしまったとき、凄く後悔してしまう、、、でも、子供に軽く見られたくないから、謝れない
ということでした。
私も経験があります。
私の子供のママ友からは、由華ちゃん、子供に怒鳴ったりしないでしょう!
、、、なんて言われますが、
睡眠不足や体調不良などが重なったり、余裕がなくなったりすると、感情がどっと先に出てしまい、怒りの感情を子供にぶつけてしまうことがあります。
そんなとき。
相手が小さな子供であっても、きちんと謝ることにしています。
自分が冷静になれたのが、仮に次の日であっても、子どもはすっかり忘れている様子でも、
「あの時は、ごめんね、言い過ぎちゃった。」
と、自分に非があったことを謝ります。
そして、私がどういう感情だったのか、どうして言い過ぎてしまったのかを、子供がわかる様に伝えます。
そして、本来その時にすべきだった対応をします(その時の子供の気持ちを認めた上で、私が子供にして欲しいことを伝えます)。
事の原因が子供にあった場合でも、言い過ぎたりして相手を傷つけてしまったなら、謝らなくてはいけないですよね。
子供だからと、そこをうやむやにしていいわけがありません。
ちなみに、私が
謝るだけではなくて、
自分のその時の感情や状態についてまでも子供に伝えていることには、理由があります。
まず、私自身がきちんと自分の感情に向きあうため。
子供にどうして欲しいのか、都合のいいようにコントロールしようとしていなかったか、本当にして欲しいことについてどうしたら伝わるか、
そんなことを 冷静に考えることができ、
これを繰り返すことで、無駄に怒る回数は減っていくんです。
そして、もう一つの理由。
子供に、自分の怒りの感情との向き合い方を知ってもらうため。
今はまだ前頭前野が未発達の子供だから、怒りの感情のコントロールは難しいですが、
怒りの感情にきちんと向きあう姿を、せめて見せてあげておきたいなーと。
そして、原因はどちら側にあっても、自分から謝るということを、私自身が子供達に示したいなと。
そう思うわけです。
そう心がけるようになって思うこと。
無駄に怒ることは本当に少なくなったし、
(私と子供の課題の分離も、心がけているからかな)
何より、子供たちの感情も安定していると思います。
そうそう、以前に長男に謝った時、
私の頭を撫でながら
「謝ってくれてありがとね。〇〇も怒っちゃってごめんね。〇〇も、本当は〇〇したいと思ってたんだよ。」
こう言ってくれたことがあります。
決して、こちらが先に謝ると、親としての威厳がなくなるとか、そんな風に考えなくて大丈夫なんだと思います。
あくまで1人の人間としてきちんと対応すること、
子供達は、親の態度を見ています。
子供達にとって、最初に学ぶのは親との人間関係だから。
そこから徐々に世界を広げていくから。
だからこそ、人間関係の作り方のお手本を示してあげたいですよね。
余談、、、
これ、子供に対しては出来るようになってきた私ですが、夫婦となると、、、
ついつい期待してしまったり、承認欲求が出てきたり、甘えがあったりして、ね。
夫婦のやりとり、子供も見ていますからね。
気をつけていきたいなーと思っているこの頃です。