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山内由華のブログです。モンテッソーリを中心に、子育てに関わる情報をお届けします♪ 子育てに笑顔が増えますように♡ ここたすのイベントもご紹介!

潜在能力を引き出すセミナーのチラシを見て思うこと。

こんにちは。

東川口モンテッソーリ幼児教室のやまうちゆかです。

 

「能力を伸ばす。」

 

私も自分の能力を伸ばしたいな〜と

いろんな局面で思います。

 

伸ばしたいと思いながらも

なんとなく自分のチャレンジが

思うように進めなかったり、

後回しになったりすることもあるけれど。

 

そのチャレンジを形にできる、

成果にできるというのは

ちゃんとやり方を学び、考え、

スモールステップで焦らず進むこと、

つべこべ言わずやってみる!!

もそうだなー。

それに、自分を大切にする余白を

ちゃんと作るのも大事。

 

自分の好きなことを知っている、

自分の心とちゃんと繋がっている、

自分で決める。

 

世の中そんなに甘くはない!と思うけれど

ちゃんと自分の心と繋がれていることで

自分の人生のハンドルは

自分で持っている、

待たされている感じではない感覚があるなと

思います。

 

・・・とちょっと横道にそれましたが

(一応、本題と少し繋がるけどw)

 

実は子どもがちょっと前に

子どもの潜在能力を引き出すための

脳科学視点で子どもとの関わり方を教えてくれる、

そんなセミナーのチラシを、

学校からもらってきました。

 

時代ですねー。

 

潜在能力というと「未知なる力」とか

「奥に潜んでいるすごい力」

「それぞれが特別に持っている力」

みたいな感じがありませんか?

(え?私だけ?w)

特殊な方法で引き出す・・・みたいな感じ!

言葉のイメージってすごい!

(私だけがそう思っていたら、ごめんなさいw)

 

 

そもそも潜在能力というのは、

本来持っている人間の力の中で

その人の育ちの環境とか、

社会そのものの価値観の中で

抑え付けられてしまったり、

そして

その抑えられてきた経験によって

自分自身もその能力に気がつかなかったり

忘れてしまったり。

 

そういう能力のことと言われています。

 

ほらさ。

「そんなことしてないで、これやりなー」

→今はそれは必要じゃないかもしれないけれど

 実はそれがその子のヒカる特質かも。

 

「言いたいことは要約して、まとめて!」

→まとめないからこその、心の動き、

 要するに、では広がらない世界もある。

 

「論理的に!」

→垂直思考じゃなくて、

 水平思考も大事だったりする。

 アイディアがたくさん出てくる人は、

 水平思考人も多いかな。

 

とか、そんな感じかな??

 

時代に求められてなかったりすると、

自分の良さも、マイナスに捉えられたりして

押さえ込んでしまうから

その能力が伸びずに

押さえつけられてしまう感じ。

 

時代の流れで

ここ数年、潜在能力や潜在意識の話が

一般的に聞かれるようになりましたが

 

モンテッソーリの教師をしていると、

小さい子どもたちが、

みんながちゃーんとエネルギーを持っていることが

良くわかります。

 

良い、悪いとか、やるべき、やらないべき、

そういうことではなくて、

ちゃんとやりたいことがある。

それに向かってチャレンジしたり、

一生懸命だったり

それはそれは驚くほどのエネルギー。

 

(もとろん、エネルギーが切れてる状態だなーと

感じることもあります。)

 

でも、年を重ねる中で、

やった結果を評価されたり、

必要がないと一蹴されたりして、残念に思い、

 

価値がないなー、

自分には力が足りないなー

 

などと心に刻み込んで

そして認知の発達と共に、

自分自身でさえも周りと自分を比較して、

自分自身で諦める道を選んだりして。

結局、自分って何がしたいんだっけ?

ってわからなくなる。

 

自分の脳力ややりたいエネルギーの源に

蓋をしてしまう。

潜ってしまう。

 

あ、でも誤解にならないように。

比較は大切だと思っています。

 

それ自体はとっても知的な作業。

比較するからこそ、

自分のやるべきことが見えるし、

学問の世界であれば、

分類や比較というのは基礎的な考え方。

ビジネスにおいても、本当に重要ですよね。

比較をするから差別化ができる。

 

ただ苦しいのは、比較をした後に

「やっぱり自分はできないんだ」

「自分は価値がない」

「自分は愛されない」

そう受け止めてしまうことなんだよな〜。

このメッセージ、無意識に自分で

受け取ってたりする。

 

情報が多分にある世の中だからこそ、

すごい人がたくさんいることも知っていて、

自分との比較対象がたくさんいるし、

そこまでの道のりが長過ぎて。

憧れの人!と思ってちょっとずつ頑張れる、

それができればいいけれど

 

ちょっと捉え方を間違ってしまうと・・・

 

・・・って考えた時。

 

”潜在能力の引き出し方”って、言い換えたら

子どもの頃に持つエネルギーの塊を

どうやったらそのまま

大事に持ち続けられるか。

 

ってことかも。なんて思いました。

きっと親ができることはすごくシンプル。

 

「あなたなら絶対何があっても大丈夫!」

「愛しているよ!」

そう伝えていくこと。

そして、子どもが”やりたい”の気持ちで

たくさんのチャレンジや経験をすることを

大切にしていくこと。

そしてちょっとした会話の積み重ねで、

その子の価値観ができることを

ちゃんとわかっていること。

 

きっとそれくらい。

 

「ほんとあなたは○○なんだから!」

「ほんと〇〇がだめよね。」

 

どんなに愛していると伝えていても、そして、

伝えているからこそ、

大好きなお母さん、お父さんだからこそ

こういう一言は子どもにとっては重たい言葉になってしまうから。

 

レッテルを貼ることや、厳しい言葉は、子どもにどんなメッセージを伝えるかな。

どんなセルフイメージを伝えることになるのかな。

 

親はイライラすることもあるけれど

そんな自分に寄り添いつつ、

 

親が子どもを尊重して

使う言葉をちゃんと大切にすることで

子どもを守ることになるんだな。

 

子どもは嫌でも

学校や社会で、「こうするといいよ」を学び

比較の中で育つから

 

親は子どもが何を学び

どう受け取っているのかを観察し、

 

持ってる価値観ってほんと???という

ところに立って

 

子どもたちのセルフイメージが

プラスのエネルギーで溢れ、

潜在能力を引き出すための土台になる部分を

作っていくことができるかもしれない。

 

自分への信頼、いわゆる自己肯定感や

自己効力感を上げることにも

つながるかも。

 

ということで私もこのセミナー、

無料だし受けてみようかなw

 

ただね〜

このチラシの「リーダーシップ」の言葉に

ちょっと反応している私がいるのを感じる。

チラシ全面に、結果がみるみる変わりますよ、

のパワーを感じるから

これはただキャッチのためなのか?

この人の伝えたいことは何か?

 

そもそも、みんながみんなリーダーシップを

持ってなくていいように思うなー、とか

 

どちらかと言うと、みんながちゃんと

自分の人生のハンドルを握れる大人に、

 

私はきっとそこを大事にしたいんだなー。

このチラシのモヤモヤから気づきました。

 

きっと、私が

必要以上にチラシから多くの情報を

受け取ってる気がする。

つまり、俗に言う、考えすぎ笑

 

でも、そこに、自分の大事にしたいことが

あったりするなぁと思います。

 

みなさんも、ぜひ

ちょっとざわつく出来事、振り返ってくださいね。

きっとその奥には

自分の大事にしたいことがあるはず。

 

 

 

ということで、日々のあれこれ。

お読みいただき、ありがとうございました〜!